高田製薬

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TAKATA医薬品の工夫


  • お子様が飲みやすい



  • 水無しですぐ飲める


  • 急なときも飲みやすく

ドライシロップ剤の開発

シロップを液状から粉末状に変えるという発想が新しいメリットを生みました。

ドライシロップ剤は、水などに溶かして服用する粉の薬です。シロップ剤は冷蔵庫に保管する必要がありますが、粉のドライシロップ剤は一般的にその必要がありません。

液状から粉末にしたドライシロップ剤は、1回の服用量ごとに袋に分包されていますので、簡単に学校や職場など、家の外に持ち運ぶことができます。

また、錠剤を飲めない患者さまヘ投与可能です。


シロップ剤や錠剤のドライシロップ化の例

ドライシロップ技術を活用した、製品ラインアップが広がっています。

解熱鎮痛剤(熱を下げたり痛みをやわらげたりする薬)

去痰剤(のどにつまった痰を出しやすくする薬)

喘息薬(ぜんそくの発作をやわらげたり予防したりする薬)

抗ヒスタミン剤(かぜやアレルギーに伴う鼻水などを止める薬)

高アンモニア血症改善剤
  (高くなりすぎた血液中のアンモニア値を下げて、神経症状や手のふるえなどを改善する薬)

腸管機能改善剤(腸管の運動をうながしてガスや便を出しやすくする薬)

味の開発

少しでも飲みやすくするために、さらにひと味工夫を加えています。

苦かったり、舌触りが悪くてお子さまが嫌がっていたこれまでの薬。その製造方法や添加剤を工夫してお母さん、お父さんが少しでも飲ませやすくなるようにしています。


苦味マスキングの例

ひと味工夫を加えた、製品ラインアップが広がっています。

抗ウイルス剤(みずぼうそう等を引き起こすウイルスの増殖を抑えて病気の回復を早める薬)

抗生物質(肺炎や中耳炎など菌の感染による病気の治療に用いる薬)

大きさの開発

小さすぎてもつまみづらい。大きすぎても飲みづらい。その適度な大きさを追求。

錠剤は、一般的に6mmから7mm位の大きさが好まれると言われています。取り扱いや服用しやすい、薬の大きさやかたちを追求して、大きすぎてのどに引っかかる錠剤やカプセル、小さすぎてつまみにくかったり、半分になかなか割れない錠剤などを改善しています。


錠剤の小型化の例

適度な大きさを工夫した、製品ラインアップが広がっています。

抗ウイルス剤(みずぼうそう等を引き起こすウイルスの増殖を抑えて病気の回復を早める薬)

高血圧治療剤(高い血圧を下げる薬)

狭心症治療剤(心臓の痛み、胸がしめつけられるなどの症状をやわらげる薬)

注射剤の開発

1秒を争う緊急時でも、瞬時に間違えを防げるよう限りない工夫が続いています。

投与する注射の量や種類を間違えることを防止することを目的とした注射液。

ガラスのかわりに割れにくくしかも焼却が可能なプラスチック素材を用いた注射容器。

誤用を防ぐ工夫を生かした、製品ラインアップが広がっています。

抗不整脈剤(異常な心臓の興奮を鎮めて、乱れた心臓の拍動を規則的にする薬)

トロンボキサン合成酵素阻害剤(脳の血流障害を改善し、運動機能障害を軽減する薬)



研究開発活動

明日へのいのちのために医薬品を育む、技術者たちの豊かな発想力と探究心

私たちは、独創的なジェネリック医薬品の研究開発を行っています。

ジェネリック医薬品とは、新薬と有効成分、含量、用法・用量が同一で、効能・効果が同等な医薬品のことをいい、通常、新薬の再審査期間及び特許期間の満了後に市場に出されます。本格的な高齢化社会を迎え国民医療費の増大が予想される中で、低価格なジェネリック医薬品は、国民負担の軽減に貢献することが期待されています。また、同じ有効性・安全性の新薬に、患者さんがより服用し易い味や大きさ・形などの工夫が加えられることもジェネリック医薬品の大きな役割です。

私たちは、味が苦い、錠剤が大きい、医師・薬剤師・看護師などが扱いにくい、などの問題を改良した高田製薬ならではの独創的なジェネリック医薬品を生み出すため、これまで蓄積してきた経験と新たな技術を活用し製剤研究を進めています。

たとえば、私たちの生み出した小児用ドライシロップ製剤や、点滴注射用キット製剤などは、代表的な製品として医療に貢献しています。

こうした製剤研究から生まれる医薬品が、人々の明日の健康にさらに貢献できることを信じ、私たち高田製薬はチャレンジを続けています。